【コロナ対策】たんぱく質不足は免疫力が下がる?!

適切なたんぱく質をとりましょう!

たんぱく質は、私たちの身体を作る主原料ですが、血液透析を行うとアミノ酸という形で失われます。必要なたんぱく質を摂取していないと、むくみにつながりやすくなってしまうため、継続的な摂取が大切です。

たんぱく質の役割

筋肉や骨、皮膚、毛髪、臓器など、体のあらゆる組織を作る成分です。体内のたんぱく質は合成と分解を繰り返す為、人はたんぱく質を適度に補給する必要があります。また、免疫細胞の材料となるため、不足すると免疫力が低下しやすく、風邪等をひきやすくなります。特に、このご時世は新型コロナウイルスも流行していますので、良質のたんぱく質を継続的に摂取し、免疫力を高めましょう。

●たんぱく質不足
体重(ドライウエイト)の減少、むくみ、貧血、筋肉量の低下、免疫力の低下

●たんぱく質過多
尿毒素貯留、カリウム・リンの上昇原因、血清リン上昇⇒高リン血症を進ませることになる

良質なたんぱく質とは

体内に必要で、効率よく利用されるたんぱく質のことです。たんぱく質はアミノ酸から構成されていますが、食事から摂る必要のあるアミノ酸を「必須アミノ酸」といいます。良質のたんぱく質には、必須アミノ酸が多く含まれています。

●良質なたんぱく質を多く含む食品
 ・肉類(牛・豚・鶏)
 ・魚介類
 ・大豆製品
 ・卵
 ・乳製品※牛乳・ヨーグルトはどちらか1つ100g
  まで

適切なたんぱく質をとるための工夫

①良質なたんぱく質を毎食とる
良質たんぱく質は、主菜(メイン)の料理に使用しましょう。朝・昼・夕、それぞれ下の目安量からどれか1つ選びましょう。

 ・肉類 60-70g
 ・魚類 60-70g
 ・卵 50g(1個)
 ・豆腐 90g(1/4丁)

※練り製品(ちくわ、はんぺんなど)加工食品(ハム、ウインナーなど)は、たんぱく質が少なくリンが多く含まれ、塩分も多いです。栄養になりにくく、血液中のリンが上昇します。
※練り製品や加工食品ではなく、なるべく生鮮食材を調理するようにしましょう。

②たんぱく質と野菜を組み合わせてバランスよく食べる
たんぱく質の代謝を促す働きのあるビタミン類やミネラル、食物繊維を含む野菜類も併せて摂取することが大切です。(ただし、野菜は1日200gまでとしましょう。)