【脚のむくみ解消!】簡単!理学療法士直伝 セルフケア法

出勤後に会社で楽なサンダルに履き替えて、帰りに自分の靴を履いたら「きつい!」と感じた経験がある方、今回のコラムが役に立つと思いますので、ぜひご一読ください。

そもそも「むくみ」はなぜ起こるの?

人間の体の約60%は水分と言われています。血液の中にある水分が、何らかの原因で停滞することにより、流れが悪くなって「むくみ」となって現れます。
外傷性、炎症性、リンパ性、静脈性、内臓疾患性など、同じ「むくみ」でも種類があります。今回は日頃、健常人でも感じる「むくみ」についてご紹介していきます。

「むくみ」の発生理由は人によって様々です。血液の流れが悪くなる原因の1つとしては、ずっと同じ姿勢でいることが挙げられます。重力によって水分が下に溜っていきます。また、第二の心臓と言われる「ふくらはぎ」の筋肉を動かさなくなるため、(※1)血液循環が滞り、流れが悪くなります。特にデスクワークで座ったままの方や立ち仕事の方は、筋ポンプ作用が少ない環境である為、脚がむくみやすいと言えます。
※1:ふくらはぎの筋肉は「筋ポンプ作用」と言い、血液を心臓に送り返す役目を担っています。

その他の原因としては、冷え、塩分の摂り過ぎ、内臓の状況(腎臓、心臓などが疲れたり弱ったり)も原因として挙げられます。
では、脚の「むくみ」を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
セルフで出来るトレーニング・マッサージ等をご紹介します。

つま先立ち


バレリーナのつま先立ちをイメージしてください。足の第一関節の先端だけを地面につけて、つま先立ちをします。こうすることで、より効果的に血液ポンプ機能のある「ふくらはぎ」の筋肉が鍛えられ、むくみの解消につながります。また指の曲げる力も強くなるので、血流促進は勿論、姿勢の改善にも繋がります。
数秒つま先立ちをして、休む、の繰り返しを仕事の合間にするだけでも効果があるかと思います。デスクワークの方は、座ったままで「かかと」を上げ下げする動作や、足指のグーパー運動だけでも違いますので、ぜひお試しください。