【2022最新版】管理栄養士直伝!コロナ対策・免疫力UP 6つのポイント

新型コロナウイルスに負けない体づくりを目指そう!



医療法人社団 厚済会
上大岡仁正クリニック 管理栄養士
川嶋 明美

新型コロナウイルスに負けないためには
ウイルスに対する抵抗力を維持強化させることが大切です。この仕組みを免疫といい、免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなります。

免疫力低下の原因
・食事制限による栄養不足
・腎機能低下による尿毒素が体内に蓄積
・貧血
・皮膚や鼻、のどなどの粘膜が乾燥しやすい
・糖尿病などの病気
・使用薬剤の影響

今年は新型コロナウイルスの流行で落ち着かない日々が続いています。うがい、手洗い、マスクの着用を習慣づけることはもちろん、ご自分の免疫力を高く保つことも大切です。日々のお食事や生活の中で、免疫力を上げる習慣を少しずつ取り入れて、風邪やウイルスに負けない、免疫力の高い体を作っていきましょう。

免疫力を高める食事と生活

①腸内環境を整える

《善玉菌を増やす食品》
*適度な糖質
ご飯はしっかり食べましょう。
ご飯は消化が良く、便量を増やし、便秘改善に役立ちます。善玉菌を増やすためにはパンよりもご飯がおすすめです。

*発酵食品
酵母菌、麹菌、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が含まれています。
味噌、納豆、ヨーグルト、乳酸菌飲料、甘酒など
※次の食品はカリウムとリンが多いので、1日の目安量を守りましょう。
納豆20g(1/2パック)、ヨーグルト100g(小カップ1個)

*オリゴ糖
乳酸菌を増やし、おなかの調子を整えます。
玉ねぎ、ごぼう、アスパラ、りんご、はちみつ、甘酒など
※甘酒は乳酸菌とオリゴ糖両方を含んでおり、善玉菌を増やすのに役立ちます。夏バテ時の栄養補給にもおすすめです。

*水溶性食物繊維
水分を引き込んで、便を柔らかくします。
ごぼう、ブロッコリー、キノコ類、海藻類など

善玉菌を増やす食品には、カリウムやリンが多く含まれるものがあります。適量を守り、摂りすぎに注意しましょう。