【2022最新版】管理栄養士直伝!コロナ対策・免疫力UP 6つのポイント

④体重管理を適切に
透析間の体重の増加が多いと、心肺に負担がかかり、免疫力低下を招きやすくなります。心臓、肺に負担がかかりすぎないように、日頃から食塩量、水分量を整えて、体重管理を良好に保ちましょう。透析間の体重増加は、中1日の場合はドライウエイトの3%以内、中2日の場合は5%以内を目標に、水分量を調節しましょう。
例えば、体重50kgの人は中1日で51.5kg、中2日で52.5kgが目安となります。

⑤十分な睡眠
睡眠は低体温の予防や血圧の安定のほか、腸内環境を整える事にも役立ちます。寝る1時間前あたりに入浴すると、適度に体が温まり、睡眠の質が良くなります。

⑥口腔内を清潔に
口の中に残った食べかすから細菌が増殖すると、肺炎の原因となります。しっかりと歯磨きをしましょう。入れ歯の方は、入れ歯のお手入れもしっかりと行いましょう。マスクは清潔なものを付けることもお忘れなく。

腸活は食事だけではなく、適度な運動、休養も重要なポイントです。

新型コロナウイルスに負けない食事 まとめ

免疫力を上げる食事のポイントは「バランスの良い食事」が基本です。栄養のバランスが偏りやすい方は、できることから始めましょう。
免疫を維持する仕組みには多くの種類の栄養素が色々な形で関わっているので、ひとつの栄養素というわけではなく、たくさんの栄養素から免疫力を得ることが必要なのです。

*主菜(肉・魚介・卵・大豆製品)
たんぱく質は筋肉・血液・骨・内臓を作り、脂質はエネルギー源となり、記憶力を高める働きをします。たんぱく質は免疫の細胞も作るので、しっかり食べましょう。

*副菜(野菜・海藻・キノコなど)
副菜に豊富なビタミン・ミネラルは、疲労を回復し、役割や体調を整える役割をします。ビタミンA、C、Eは免疫力を高める抗酸化作用があります。カリウムが多いので、ゆでこぼし、水さらしを必ず行いましょう。

*主食(ご飯・パン・麺)
主食に豊富な炭水化物は、体や脳のエネルギー源となり、体力の源です。不足してしまうと体力が低下してしまい、免疫力が低下してしまいます。主食から体力を補いましょう。

*果物(オレンジ、いちご)
果物に豊富なビタミンCは、疲労回復や免疫力を高めます。カリウムが多いので、1日50gを目安としましょう。

*乳製品(ヨーグルト)
乳酸菌の豊富なヨーグルトは、お腹の中の環境を整え、免疫力アップにつながります。カリウム、リンが多いので、1日100gを目安としましょう。

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