【腎臓病にも運動は効果的!】理学療法士オススメの簡単な筋トレで筋力低下を予防!

2.寝ながらできる空中自転車漕ぎ


この運動はお腹周りと脚の付け根、特に股関節周りの筋肉が鍛えられます。下半身の筋肉の強化に加えて、体幹も同時に鍛えられるため、歩行時の転倒防止にも効果的です。


①あおむけに寝ます。両手は胸の前で組みます。
②足を浮かせて、自転車をこぐように膝を曲げて伸ばします。

※腰が痛い人は無理しないようにしてください。

3.立ち座り運動


あしの筋力の維持・向上に向けた運動です。

①椅子やベッドなど安定した座面に腰かけ、しっかりと背筋を伸ばします。脚は肩幅程度にひらきます。
②腰がしっかり伸びているのを感じながら、手を使わずに、座った姿勢からゆっくり立って、ゆっくり座る動作を繰り返します。息を止めないように気をつけてください。
③姿勢を正しながら、体重を足の裏にかけて、腰を起こしながら体幹を使って立ち上がることが大切です。
④ドスンと腰を下ろすと、お尻の骨や背骨が骨折する恐れがあります。ゆっくりと腰かけるようにしてください。
回数は、10回~20回ほどで、体力に合わせて増やしても構いません。

運動は毎日の積み重ねが大切です。運動習慣を開始するのが遅すぎることはありません。
継続は力なり!運動習慣をつけ、適度な運動と食事をしっかり摂り、筋力低下を予防しましょう。

出展:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
   2021年度日本透析医学会調査報告書・わが国の慢性透析療法の現況・JRDRハイライトより