【管理栄養士から】透析治療中の患者さんへ熱中症対策アドバイス

熱中症対策をしていきましょう!

新型コロナウイルス感染症対策によるマスク着用が厳しい季節となりました。 熱中症は、対策することで避けることができます。「少しくらい暑くても大丈夫」と我慢をせず、皆さん一人ひとりが熱中症対策をしっかり行い、夏を乗り切りましょう。

透析治療中の患者さんが熱中症になりやすい理由
透析治療中の患者さんは、尿毒症の影響で、自律神経系に障害を受けるため体温調節能力が落ちています。また、日頃から水分や塩分の摂取制限をしているほか、発汗量が少ない、血圧が高いなど、熱中症になりやすい状態と言えます。

透析中の患者さんの熱中症対策
◆体重をこまめに計りましょう
水分が不足していないか、また摂りすぎていないかを確認することができます。外出前と帰宅後、運動の前後などのタイミングでチェックしましょう。汗をかいた分は水分を補給しなくてはいけませんが、暑いと水分摂取量が増えてしまう傾向にあります。

◆水分補給の工夫をしましょう!
①氷を口に含んで、時間をかけてなめる。  
②水を入れたペットボトルを凍らせて、自然に溶かしながら少しずつ飲む。
③小さなコップを使って少しずつ口に含み、ゆっくり飲む。 
④炭酸水を飲む。

氷は1個15~20mlの水分量です。食べすぎには注意しましょう。炭酸水は爽快感があり、少量飲んだだけでも満足感が得られます。但し、風味や糖分が入ったものではなく、無糖の炭酸水を選びましょう。 汗をかくとミネラルやビタミンも失われる為、ミネラルを含み、ノンカフェィンでリンやカリウムの含有量が比較的少ない「麦茶」がおすすめです。