【2022年最新】管理栄養士推薦|透析治療中の患者さんの貧血予防

食べ合わせで鉄の吸収率をアップ!

ポイント④ 造血効果のあるビタミンを十分にとりましょう。
ビタミンB6、B12、葉酸といったビタミンB群には、造血効果があるため、これらを意識して一緒に食べるようにしましょう。

B6 B12 葉酸
鮭、かつお、さば、
びんちょうまぐろ
さんま、いわし、さば、
あさり、しじみ
ブロッコリー、菜の花、
ほうれん草、いちご

ポイント⑤ 偏食をせず、バランスよく食べましょう。
主食・主菜・副菜がそろっていますか?嗜好の食品にかたよらず、栄養バランスの良い食事をとるように心がけていきましょう。

ポイント⑥ 体重を増やしすぎないようにしましょう。
体重が増えると血液が薄まるため、赤血球の容積割合が低くなります。 水分のとりすぎに注意しましょう。

ヘム鉄と非ヘム鉄の食べ合わせ

非ヘム鉄はヘム鉄と同時に摂ることで吸収率が高まるため、肉や魚類とともに摂取しましょう。

例①)牛肉と小松菜の炒め物
小松菜に含まれる鉄は、牛肉と一緒に摂ることで吸収率を高めます。

例②)ひじき煮物(あさり入り)
ひじきに含まれる鉄は、あさりと一緒に摂ることで吸収率を高めます。

おすすめ簡単レシピのご紹介

厚揚げと豚肉の和風炒め
小松菜・厚揚げと豚肉の掛け合わせで、ヘム鉄、非ヘム鉄を同時に摂取できます!
しょうがを入れてピリ辛に。

材料 分量(一人分)
厚揚げ 80g
豚肩ロース肉 40g
小松菜 40g
6g(大さじ1/2)
★減塩醤油 12g(小さじ2)
★みりん 6g(小さじ1)
★酒 5g(小さじ1)
★しょうが(すり卸) 2g(小さじ1/2)
削り節 1g
栄養価
エネルギー 289kcal
たんぱく質 18.1g
カリウム 323mg
リン 233mg
塩分 1.0g
3.5g

●作り方
①厚揚げは一口大に切り、豚肉は2~3㎝幅に切る。
②小松菜は食べやすい長さに切り、ゆでこぼす。
③フライパンに油を熱し、豚肉を色がかわるまで炒めたら厚揚げと小松菜、調味料★を加えて炒め合わせる。
④仕上げに削り節を加え、サッとからめる。

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