【コロナワクチン抗体価】透析中の患者さんの場合

厚済会ではコロナワクチン中和抗体価検査を実施しています

厚済会では、今後の医療の発展に微力でも寄与したいという想いからコロナワクチン接種後の中和抗体価検査を実施させて頂いております。
新型コロナウイルスについては、未知のウイルスとのことで現段階でも世界中で研究が進められている状況です。厚済会では、横浜市立大学に協力を仰ぎ、透析治療中の患者さんに対するコロナ抗体の付き方について研究を進めております。

ワクチンが開始された当初より、「透析治療中の患者さんには抗体がつきにくいのではないか?」、「すぐにワクチンの効果が無くなってしまうのではないか?」との情報がありました。世界的にも3回目のワクチン接種が推奨され始めている昨今ではありますが、今まで行ってきた検査の情報を一部皆様に公開させて頂きたいと思います。

ワクチン2回接種後の抗体価


当法人にて、得られた抗体価検査の結果を比較すると、透析治療を実施されている患者さんの抗体価は、非透析群と比較して低値であることがわかります。
また、詳細な原因については現在も研究中となりますが、透析治療中の患者さんはワクチン接種後の抗体価が上がりにくいと考えられます。