【2022年度版】管理栄養士監修!透析中でも美味しく減塩できるコツ10ヵ条

⑥味は最後に表面につけよう
調理をする際は、食材の中にまで味がしみ込まないように、調味料は最後に加え、食材の表面に絡めるように味をつけましょう。食べた時に直接舌にふれるため塩味を感じやすく、少量の調味料でも満足のいく味になります。

⑦料理は適温にする
温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べると、塩分が少なくてもおいしく食べられます。

⑧味にメリハリをつける
全ての料理に対して塩味を控えるよりも、1品にしっかり味付けし、他を薄味にすることで、食事にメリハリがでて満足感が得られます。1食あたりの塩分量も抑えられるため、一石二鳥です。

⑨麺類は汁を残す
うどんやそばでは1杯4~6g、ラーメンでは5~8g近くの塩分があります。麺だけ食べても、麺にしみた汁の塩分は口に入るので、汁は残すようにしましょう。また、「つけ麺」にすることで、減塩につながります。

⑩調味料は量って使う
減塩を成功させるカギは「計量する」ことです。計量スプーンを用意し、しょうゆなどの調味料は目分量ではなく、計量して使うようにしましょう。

外食も減塩が可能です

外出先での外食は、楽しみのひとつです。しかし、外食をする際には注意が必要です。塩分が多いので、喉が渇きやすくなり、その結果、水分を摂りすぎてしまうことにつながります。外食において、料理の塩分量自体を調整することは難しいですが、食べ方やメニューの選び方次第で、減塩することは可能です。そこで、外食で「減塩する際のコツ」を掴んでおきましょう。

①単品料理より『定食』を選ぶ
丼物に比べ定食は、塩分量の調節(減塩)がしやすいメニューです。たとえば、カツ丼よりはトンカツ定食を注文した方が、カツにソースつけない、定食についてくる漬物やみそ汁を残す等の工夫により、約2g減塩できます。

②麺の汁、味噌汁の汁は残す
前述しましたが、汁には塩分がたくさん含まれています。麺の汁を残すことで、塩分を半分近くカットできます。味噌汁には約1.5gの塩分が含まれていますので、具のみ食べるようにすると良いでしょう。

③調味料の使用は控える
調味料は、なるべく使わないようにしましょう。「塩・こしょう」で下味がしっかりついています。まずは、何もかけずに食べてみましょう。しょうゆやソースを使いたい場合は、小皿に出し「つけて食べる」ことをおすすめします。また、小袋タイプの減塩調味料を持ち歩くのも、ひとつの方法です。