【心胸比とは?】レントゲンを見て解説します!
2022 / 04 / 26 技士通信
目次
今回のテーマは「心胸比」
皆さんこんにちは。今回のテーマは、皆さんのドライウェイト(透析治療終了時の体重)を決める指標の一つとなります「心胸比」についてお話しいたします。
心胸比とは?
胸郭内には、肺や心臓がおさまっています。心胸比は略語でCTR(Cardio-Thoracic Ratio)と言われており、胸郭(肺の最大値)の最大額面に対する心臓の大きさを見ますが、これは皆さんが実施されている「レントゲン写真」から算出することができます。
望ましい心胸比とは?
心胸比(CTR)=
心臓の最大幅の部分(左の画像では黄線の部分)÷
胸郭内で最大幅になる部分(左の画像では水色線の部分)×100(%)
先ほどの図では、心臓や肺の前面に肋骨があるように見えますが、前面はレントゲン写真に写らない「肋軟骨」というもので覆われています。透析治療中の患者さんで、心疾患などがない場合の心胸比は、50%以下であることが望ましいといわれています。
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