【心胸比とは?】レントゲンを見て解説します!
2022 / 04 / 26 技士通信
目次
心胸比とドライウエイトの関係
また、体型に変化があった際も心胸比の確認を行います。DWがきつくなってくる(太ってくる)と、以前の循環血液量では足りなくなり、透析治療中に「血圧低下」や「足がつる」ことがあります。この場合の心胸比は小さくなり、DWを上げることが必要となります。逆に、あまり食事が食べられず痩せてしまった場合、以前のDWでは循環血液量が過剰となり、「血圧上昇」や「浮腫」が出現します。この場合の心胸比は大きくなり、DWを下げ、適正な循環血液量に補正する必要があります。
レントゲン撮影の際の注意点
レントゲンを撮影する際に「息を吸って、止めてください!」と言われますが、これは大きく息を吸わないと、
①肺が小さく写ってしまう
②胸郭の広がりが不十分となってしまう
③結果として心胸比が大きいと判断されてしまいます。
つまり、心胸比を正確に測定できなくなってしまうのです。レントゲン撮影時には大きく息を吸っていただき、正確な心胸比の測定にご協力いただけると幸いです。今回のお話はここまでとなります。
次回の技士通信もお楽しみに!
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