第一回 川柳コンテスト 入賞作品

9月に開催された 厚済会 第一回 川柳コンテストの入賞作品をお知らせします。
この度は、たくさんのご応募ありがとうございました。
厚済会は今後も患者さんと共に、このコロナ禍を乗り切れるように、精一杯尽力してまいります。

【審査員 西潟 賢一郎さん 総評】
川柳選に当たっての自分の信条は、非難・揶揄・下劣などの作品は避けています。その意味から、厚済会の応募作品の殆どに見当たらなかったのは、嬉しさと共に安堵致しました。入選1位の去り行く季への詩情、2位の夫婦道への限りなき愛、3位の高齢化の野暮な自慢への皮肉、4位の向日葵に寄せた酷暑への惜別、5位の外面のための化粧の有様、6位の日々のお手軽な家庭料理への慌て様、7位の人々の安易な経済観念、8位の難事全ての救いは笑顔にとの例えと、どれも詩心溢れる作品ばかりで、選者冥利に尽きた選をさせて頂きました。

金賞
「風鈴の 音色静かな 子守歌」

文庫じんクリニック I・Tさん

銀賞
「終わりなき 痒みと共に 夫婦(めおと)みち」

文庫じんクリニック 神谷 行延さん

銅賞
「同窓会 くすりの数を 競い合い」

上大岡仁正クリニック 八木原 達也さん

第四位
「立枯れし ひまわり残し 猛暑去る」

文庫じんクリニック 福田 脩三さん

第五位
「マスクして 顔半分の メイクする」

金沢クリニック 小林 友子さん

第六位
「コロナ禍で 手料理レシピ フル稼働」

事務局・本部 辻村 陽子さん

第七位
「初体験 マスク洗濯 再利用」

横浜じんせい病院 大竹 弘晃さん

第八位
「透析は あなたと私の 笑顔から」

追浜仁正クリニック 石渡 公司さん

第九位
「夕焼けや 影を踏み踏み 帰り道」

文庫じんクリニック 患者さん

第十位
「満月や 嵐過ぎさる 静けさか」

金沢クリニック 蒲谷 清さん