【透析機器】透析液の水の流れ方について解説

水処理装置のその先

前回の技士通信では水処理装置の説明をさせて頂きましたが、今回はその水の ”その先”を説明させていただきます。 
                      
①RO装置により純粋化された水(RO水)は、左の溶解装置と言う機器に送られ、透析液の元となる原液を作成します。臨床工学技士(以下ME)は透析剤の補充だけでなく、濃度のチェックや水漏れの有無を毎日定期的に行っています。         
※扉を開くと写真のようになっています。

透析液供給装置

②①で作成された原液は、こちらの透析液供給装置へ送られ、RO水によって適正の濃度に薄められ透析液が完成します。MEは表示されている濃度や温度を確認するだけでなく、浸透圧や電解質を測定し、透析液が正常に作成されたか判断します。①同様、機器が正常に動いているかの確認は毎日定期的に行っています。