【透析機器】透析用監視装置コンソールとは

今回のテーマは透析用監視装置

日本臨床工学技土会公式マスコット「シープリン」

皆さんこんにちは。今回のテーマは皆さんの透析治療を行っている透析用監視装置、その中でも当院並びに、横浜じんせい病院にて使用されている「東レ・メデイカル株式会社」の機械についてお話しいたします。
ちなみに右の画像は、日本臨床工学技士会公式マスコットの「シープリン」です。併せて宜しくお願いします。

透析用監視装置とは?

透析用監視装置(以下、コンソール)は、透析液や血液の流れ、除水量、透析液の温度、抗凝固薬の注入量などを調節・監視する装置です。古くは患者監視装置と呼ばれていました。しかし日本集中治療学会により、データをモニタリングする機器の呼称に【監視】という患者さんに向けるには心象の良くない言葉を使うのはどうか、という議論が起こりました。そのため《患者さん》ではなく《治療に関わる情報全体》を視るという意味で、現在の呼び方に変化しました。透析初期のコンソールは正確な除水量調整ができず、血流量等を調節し回路内の圧力を見ながら除水を行っていました。1970年代後半~80年代頃に除水コントロール装置が搭載され、他の要因の影響を受けずに除水ができるようになり現在に至ります。

当院のコンソールについて

こちらが金沢クリニック・横浜じんせい病院で使用している東レ・メデイカル社製TR3300Mです。

コンソール説明