【コロナ対策】たんぱく質不足は免疫力が下がる?!
2021 / 04 / 12 透析ごはん
目次
適切なたんぱく質をとりましょう!
たんぱく質は、私たちの身体を作る主原料ですが、血液透析を行うとアミノ酸という形で失われます。必要なたんぱく質を摂取していないと、むくみにつながりやすくなってしまうため、継続的な摂取が大切です。
たんぱく質の役割
●たんぱく質不足
体重(ドライウエイト)の減少、むくみ、貧血、筋肉量の低下、免疫力の低下
●たんぱく質過多
尿毒素貯留、カリウム・リンの上昇原因、血清リン上昇⇒高リン血症を進ませることになる
良質なたんぱく質とは
●良質なたんぱく質を多く含む食品
・肉類(牛・豚・鶏)
・魚介類
・大豆製品
・卵
・乳製品※牛乳・ヨーグルトはどちらか1つ100g
まで
適切なたんぱく質をとるための工夫
①良質なたんぱく質を毎食とる
良質たんぱく質は、主菜(メイン)の料理に使用しましょう。朝・昼・夕、それぞれ下の目安量からどれか1つ選びましょう。
・肉類 60-70g
・魚類 60-70g
・卵 50g(1個)
・豆腐 90g(1/4丁)
※練り製品(ちくわ、はんぺんなど)加工食品(ハム、ウインナーなど)は、たんぱく質が少なくリンが多く含まれ、塩分も多いです。栄養になりにくく、血液中のリンが上昇します。
※練り製品や加工食品ではなく、なるべく生鮮食材を調理するようにしましょう。
②たんぱく質と野菜を組み合わせてバランスよく食べる
たんぱく質の代謝を促す働きのあるビタミン類やミネラル、食物繊維を含む野菜類も併せて摂取することが大切です。(ただし、野菜は1日200gまでとしましょう。)