【息苦しさ感じませんか?】理学療法士おすすめ呼吸筋ストレッチ

「息苦しさ」感じませんか?

普段のデスクワークにおいて、「猫背の方」や「肩や首に凝りを感じる方」で、「何だか呼吸が浅い」「ちゃんと息を吸えていない感じがする」という方は、いらっしゃいませんか?

そのような症状のある方は、胸郭(肺を囲む背骨と肋骨の辺り)の動きが小さく、周囲の筋肉が凝り固まっている可能性があります。筋肉が凝り固まっていると、肺に酸素がしっかりと届かず、呼吸が浅くなりやすく、結果として「息苦しさ」を感じてしまう可能性があります。ストレッチにより、呼吸筋を正しく緩めてあげることで、肺に酸素が行き渡り、「息苦しさ」の軽減が期待できます。

土下座ストレッチ(ゆっくり呼吸しながら30秒程度)

その名の通り、土下座に似たポーズのストレッチです。肩甲骨周辺や肩回りに付着している筋肉を緩めます。

<ポイント>
①お尻を突き出す
②肘を曲げずに、腕をべったりと地面につけて真っすぐ前に出す
③呼吸をゆっくりと行いながらストレッチを行う

広背筋ストレッチ

ご存じでないかもしれませんが、「おそ松くん」に出てくるイヤミの「シェー!!」ポーズに似た「体側の広背筋を伸ばすストレッチ」です。

<方法>
①片方の手のひらは後頭部に当て、もう一方の手は、肘を伸ばして固定し、地面につけます。しっかりと胸を張りましょう。
②体に真っすぐ1本の棒が通っているような感じで、後頭部に当てている腕の肘を真上にあげていきます。このとき、前屈みにならないように気を付けてください。体側の筋肉が伸びているのを感じながら、行いましょう。
③ゆっくりと肘を下に戻します。ゆっくりと呼吸をしながら、左右5回ずつ程度行いましょう。

<NGポーズ>
前かがみになっている。骨盤や体幹が曲がらない様に。伸ばしている肘を曲げない。