【透析治療中】年末年始の食事を楽しむためのポイント

ポイントを押さえて年末年始の食事を楽しみましょう!

年末年始は、おせち料理などの行事食を召し上がる機会も多くなり、食べ方次第では塩分、カリウム、リンの過剰摂取につながってしまいます。又、つい飲み過ぎ、食べ過ぎをしてしまい、体重管理も難しくなる時期です。体重維持のためにもこの時期の食事療法のポイントを押さえましょう。

管理栄養士からのコメント

食べ方、気を付けたいポイント!

● 汁物はできるだけ飲まないようにしましょう。
年末年始は、鍋物や汁物など「いつも気をつけている食事」でも食べる機会が増える方もいます。食べる際には、汁はできるだけ少なめにするか残しましょう。
● 食べた量を把握しておきましょう。
クリスマスや正月は大皿メニューが多く、食事量を把握することが難しいです。大皿で食卓に並んだ際には、適正量を最初に取り分けておきましょう。
● 体重管理をいつもより多めに行いましょう
塩分が多い年末年始の食事は、喉が渇きやすくなります。又、お酒を飲む機会もあるでしょう。できるだけ塩分を控えることはもちろん、体重計にはこまめに乗って、体重の増え方を確認しましょう。

★年末年始の食事の特徴と対策!


今回は、透析治療中の患者さんが楽しく・美味しくお正月を過ごせるように、食事のポイントについてお伝えします。

🍜 年越しそば

汁は塩分を多く含みますので、極力飲まないようにしましょう。そばだけでは、エネルギーや蛋白質が不足します。海老の天ぷらや卵などの具をのせたり、おかずを1品付け加えるなど工夫をしましょう。そばをうどんに変えることで、リンの摂取量を減らすことができます。

🎍 おせち料理

おせち料理は、日持ちするように塩分が多く使われています。あらかじめ食べる量を取り分けておいたり、1 度に食べ過ぎずに次の日に持ち越したりして、塩分の摂り過ぎを防ぎましょう。
又、「昆布巻き」「黒豆」「田作り」「栗きんとん」にはカリウムやリンが多く含まれます。摂取量や頻度が多くならないように注意しましょう。

🍲 鍋料理

鍋のスープには野菜から溶け出したカリウムが多く含まれ、また水分も多く摂取してしまうので、スープはできるだけ飲まないようにし、締めの麺や雑炊は食べないようにしましょう。
鍋料理を食べる前後の食事は、水分の少ないメニュー(揚げる、焼く、炒める)で調整し、週の中日(水・木)に食べ、週末を避けるようにしましょう。

おもちの食べ方!

おもちは、ごはんに比べて水分が少なく、焼くことにより、より水分を減らすことができます。

● ごはん1杯(150g) ≒ 角もち2個(50g×2)
ごはん1杯は角もち2個と同様のカロリー

おもちは、カロリーがあって水分やカリウムが少ないので、透析食に適しています。しかし、おもちは煮ると水分が増えてしまいます。おもちは「焼く」調理法がオススメです。

おもち料理を食べる際のポイント


おもち料理を食べる際に、透析治療中の患者さんが気をつけたいポイントについてご紹介したいと思います。
おもちを食べるポイント

●磯辺焼きは、醤油をつけるので、醤油の量を加減する、減塩醤油を使用するなど工夫しましょう。
●安倍川もちは、きな粉にはカリウムとリンが多く含まれています。つけすぎに注意しましょう。
●お雑煮は、おもちは煮込むのではなく、焼いてから少なめの汁をかけて食べましょう。
●おしるこ、ぜんざいは、ゆで小豆缶詰だとカリウムとリンが少なくなります。汁は残すと良いでしょう。

ついつい食べ過ぎてしまう年末年始も、食事を楽しむためのポイントに気をつけて美味しく、楽しくお過ごしくださいね。

おすすめ簡単レシピのご紹介

海老のマヨネーズ焼き

海老のマヨネーズ焼き
ブラックタイガー 25g(大1尾)
酒 2g(小さじ1/2弱)
小麦粉 1g(小さじ1/3)
●マヨネーズ 8g(小さじ2)
●粒マスタード 2g(小さじ1/2弱)
●こしょう 少々
パセリ 0.2g

★エネルギー 86kcal
たんぱく質 5.0g
カリウム 66mg
リン 61mg
塩分 0.4g

作り方
①海老は爪楊枝で背わたを取り、腹側から開き酒をふっておく。
②●マヨネーズ、●粒マスタード、●こしょうは合わせておく。
③①の海老に小麦粉をまぶし、②のマヨネーズをのせ、みじん切りにしたパセリを散らす。 
④アルミホイルの上に③の海老をのせ、トースターで約7分焼く。