【勉強会】透析液の基礎知識🏥

2021/11/25

皆さん、こんにちは☺
ラオスという国で子どもたちと夜暗い中、鬼ごっこに夢中になっていたら
穴に落ちた原です。
子どもたちには笑われ、一緒にいた友達には爆笑され、写真を撮られました。
落とし穴に落ちる芸人さんの気分になれました。

さてさて、今回は、11月に開催された「部署別勉強会」の様子をお届けします!

部署別勉強会

厚済会では、月に1度「部署別勉強会」という名前で勉強会を開催しています📚
採用ブログでは、7月より、毎月の部署別勉強会(10月の勉強会の記事はこちら)をご紹介しています!

11月の勉強会

11月は、臨床工学技士さんによる「透析液の基礎知識」の勉強会を行いました✨

私は当日の勉強会に参加できなかったのですが、厚済会では「イントラネット」という内部ネットワークを通じて、勉強会を動画でいつでも視聴できるようにしているので、後日、動画を通じて学ぶことができました✊

勉強会は、「透析液とは何か」から始まり、「透析液の歴史」、「透析液の種類」「透析液の水質管理」など透析液の基本となる知識を学ぶ場でした。

透析液とは?

こちらのブログをご覧いただいている方はご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、透析液とは「ダイアライザー(ろ過装置)につながっているチューブを流れる水のこと」です。この透析液を使用して、腎不全患者さんの体内に蓄積している毒素を除去します。また、血液中の電解質濃度や、酸・塩基バランスを適切に調節するといった役割もあります。

腎臓は、血液の酸を一定に保つ役割がありますが、腎臓の働きが悪くなると、人体が酸に傾いてしまいます。この酸に傾いていてしまった人体の酸性を是正し、バランスをとるために、透析液にはアルカリ化剤というものが入っています。このアルカリ化剤の成分の違いにより、現在までに3世代の透析液が出ています。

そんな透析液ですが、透析液には2つの形状があり、一つがパウダー透析剤、もう一つがリキッド透析剤です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、普段はパウダー透析剤を使用し、パウダー透析剤を使用する際に必要な専用溶解装置が故障した際には、リキッド透析剤を使用するというように使い分けているそうです。また、透析液には、A剤B剤というものにわかれており、使用する前にそれらを混ぜ、濃度を調整し、患者さんに送ります。

透析液の作成

続いて、透析液の作成についてです。透析液は、下記の工程で作成されます。透析液のもととなるのは、水道水です。水道水をRO装置と呼ばれる装置で、水道水の中の物質を除去し、軟水にします。それを「RO水」と呼びます。RO水を使用して、原液溶解装置にて透析液の原液を作成します。多人数透析供給装置にて、透析液の原液RO水を混ぜ、決められた濃度の透析液を作成します。その後、コンソール(患者さんのベッドサイドにある装置)に供給します。

透析液の洗浄化

また、透析液は洗浄が必要です。透析液が血液内に流入した場合、透析液に細菌や、エンドトキシン(代表的な発熱物質)が混入していると、体内に混入し、発熱やショック、血液低下などの症状がおこる可能性があるからです。透析液には水質基準が決められており、それに沿って水質測定をし、透析液の安全のため、水質管理をしています。

終わりに

皆さん、透析液についてお分かりいただけましたでしょうか❔

各施設の臨床工学技士は、「作成管理濃度管理水質管理」をし、安全な透析医療を提供しています。
「臨床工学技士は、どのように働いているのだろう?」と気になった方は、前の記事(🌞臨床工学技士の一日🌞)にまとめておりますので是非ご覧ください✨

私は医療職ではないため、医療の専門的な勉強をこれまでしてきませんでした。しかし、このように部署別勉強会が開催されるため、医療知識を学ぶことができています。なので、病院で働くことがはじめての介護職の方や、看護助手さん、事務系の方など「医療現場は初めてだ」という方も、安心して働く環境があるのではないかと思います。

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