臨床工学技士 教育制度

〇臨床工学課 基本方針
・厚済会の理念に沿った行動をします。
・患者さんの身近な存在として、地域医療に貢献します。
・チーム医療の一員として、多職種と連携を図り、誇りと責任をもって職務を遂行します。
・常に向上心を持って、知識・技術の習得に努め、質の高い医療技術を提供します。

〇臨床工学課 コメント
臨床工学技士の渡邉です。
私は、地元横浜で地域医療に貢献したいとの思いから、2006年に厚済会へ入職しました。
血液透析に携わる中で、血液浄化治療の奥深さや、楽しさ、やりがいを感じられるようになり、血液透析のスペシャリストになるべく、業務に取り組んでいます。
入職後、より質の高い医療技術を提供できるよう、知識・技術のスキルアップや、研修への参加、資格取得など、自己研鑽を行ってきましたが、何より自身の成長に繋がったのは、患者さんとのコミュニケーションです。患者さんから教えていただくことや、気づかせていただいたことが、大きな学びとなり、自身を成長させてくれました。

私は、血液透析のスペシャリストになる上で、医療現場に立つ専門職としての心構えが、非常に重要であると考えています。
また、厚済会の理念である「仁」、「愛」、「知」、「技」を意識した取り組みも、臨床工学技士を大きく成長させる要因です。
臨床工学課では、厚済会の理念に共感し、常に成長し続けたいという思いのある方を求めています。

新入職員教育としては、プリセプター制度を導入しています。入職後1年間、先輩職員であるプリセプターが付き、知識・技術の習得チェックや、相談役としてフォローを行います。プリセプターは、指導に当たるスタッフ間の情報共有や、進歩確認、指導計画の作成など、責任をもち、指導を行います。また、プリセプターと新入職員の年齢が近いことも多く、身近な関係性を築けるなど、学びやすい環境が整っています。

教育に関しては以下の通りです。
①知識:プリセプターによるアドバイスや確認を行いながら「レポート課題」ならびに「習得チェックテスト」を行うことで、身につけます。
②技術:ロールプレイによる教育や、スタッフ同士で練習を行い、習得します。
③その他:患者さんより多くのことを学ぶには、信頼関係が重要となりますので、日々のコミュニケーションや、気持ちの良い挨拶など、理念に沿った行動を指導しています。

厚済会 臨床工学課 課長 渡邉 文雅

厚済会 臨床工学課 課長 渡邉 文雅

新人教育

入職~1年
・プリセプター
・知識向上に向けたレポート課題
・理解度テスト(1か月、3か月、6か月、9か月)

入職~3か月
・指導者とともに行動
・ルーチン業務の習得(日勤透析室業務、機械室業務)

4か月~半年
・遅出、準夜勤務等、日勤以外の業務習得
・ルーチン業務の独り立ち
・機器管理、メンテナンス技術の習得
・機器トラブル、故障時の対応習得

半年~1年
・すべてのシフトでルーチン独り立ち
・穿刺習得

全職員向けチャレンジシート

チャレンジシートは、事業計画・部署計画に基づいて、自分自身の目標を立てる仕組みであり、ツールです。
まず、自分で自分の目標を考えて実行することがとても大切だと考えています。加えて、年間の事業計画や部署の計画と自分の目標がリンクしているので、
やりがいが見出だしやすいですし、自然とコミュニケーションも活発になります。
3ヶ月に一度、上司と面談をし目標が計画通り達成するようにアドバイス支援があるので、モチベーション維持にもつながります。

全職員向けチャレンジシートそして、もう一つのチャレンジシートの大きな特徴は、自分自身が付けた評価と上司が付けた評価のすり合せをおこない、その結果がボーナスに反映されるという点です。
自分の目標にも、評価にも、納得感があった方がやりがいも出るし、頑張れると思うんですよね。