医事課の教育内容について

①医事課の基本方針
・患者さんやご家族の気持ちになって考え、満足する院内環境と窓口サービスを提供します。
・すべての医事課職員の「基礎能力」・「専門的知識」向上を目的とした職員教育を実施します。

②所属長からのコメント
◎所属長紹介
 厚済会医事課 続木と申します。
 出身は、横浜です。学生時代は、小学校から高校までバスケットボールに熱中していました。中学時代は、県大会で優勝するほどの強いバスケットボール部に所属して練習に励み、高校時代には、部長として人をまとめる立場を初めて経験しました。これらの経験から、私は「精神的な強さ」と「上手なコミュニケーションの取り方」を取得し、「連携の大切さ」を学びました。
 私は以前より医療に関心をもっていましたが、傷口や血を見ることが苦手だったため、直接患者さんの処置をする医療職は難しいと思っていました。しかし「医療事務であればできるかもしれない」と考え、勉強を始めました。医療事務試験に合格後、厚済会の募集要項を目にした際、法人の理念に心を打たれ、すぐに応募しました。面接で当時の医事課長とお話するなかで、そのお人柄に惹かれ「この方と一緒に仕事がしたい」と思ったことが入職の決め手となりました。
 医事課が一番大事にしていること、それは「人とのコミュニケーション」です。医療事務の主な業務は、書類関連業務ではなく「患者さんや職員と接すること」であり、職員一人ひとりが医療機関の窓口であるという自覚を持つとともに、法人の理念に沿った温かく優しいコミュニケーションを実践することこそ、我々の責務であると考えています。
 これからも私が目標とした上司のように「人から目標とされるような人財」となることを目指し、たゆまぬ努力を続けて参る所存です。今後ともよろしくお願いいたします。

◎どういう人材を求めているか
医療事務職員として不可欠な接遇力と、専門知識の習得、他職種連携にも必要な技能の習得を目指した育成を行うなかで、当法人の取り組みを理解し、常に目的意識を持って業務にあたり、組織を活性化できる職員を求めています。

◎実際の職場の雰囲気
(横浜じんせい病院)
現在6名(女性5名、男性1名)の医事課職員がおります。
6名のうち、入社時に医療事務未経験者は4名でした。20代~50代と幅広い年齢層ですが、お互いを尊重し合い常に声を掛け合いながら助け合って仕事に取り組んでおります。日々の仕事での改善点や提案など、経験年数に関係なく自分の意見や考えを言える環境です。
業務内容は一般外来、外来透析、入院で異なりますが、全員が同じ業務を実施出来るように教育体制に力を入れております。
患者さんが病院に来て、最初に声をかけられるのは私たち医事課職員です。
私たちは「医事課は病院の顔である」という意識を持ち、常に患者さんの気持ちに寄り添った対応を実践しております。

◎教育体制
入職時のオリエンテーションより、各段階に応じた教育を実施しております。
医療事務は、日々変化する医療情報に対応するため、知識のアップデートが不可欠です。厚済会では様々な課内勉強会を定期的に実施し、医事課全体のスキルアップを行っております。
また、定期的に個人面談を行い、個人の目標とスキルにあった業務へのステップアップを支援しています。

厚済会 医事課 課長 続木さとみ

厚済会 医事課 課長 続木さとみ

新人教育

新人教育  1年間のおおまかな流れ
「医事課 新入職員チェックリスト」にそって教育を進め、指定期日後に「振り返り面談」を実施します。
【入社~ 2週間・1か月・3か月・6か月・9ヶ月・12ヶ月】

〇入社~12か月(毎回):接遇・電話対応項目
〇入社~2週間:簡単な窓口業務や、それに付随した準備ができる
〇入社~1か月:簡単な窓口業務や患者さん対応ができる
〇入社~3か月:窓口対応業務、患者さん登録、保険種別ができる
〇入社~6か月:一通りの業務ができる、在庫管理や注文ができる。チェック項目に記載されている診療報酬の説明ができる 
〇入社~9か月:透析レセプト担当数 15件
〇入社~12か月:透析レセプト担当数 30件

全職員向けチャレンジシート

チャレンジシートは、事業計画・部署計画に基づいて、自分自身の目標を立てる仕組みであり、ツールです。
まず、自分で自分の目標を考えて実行することがとても大切だと考えています。加えて、年間の事業計画や部署の計画と自分の目標がリンクしているので、
やりがいが見出だしやすいですし、自然とコミュニケーションも活発になります。
3ヶ月に一度、上司と面談をし目標が計画通り達成するようにアドバイス支援があるので、モチベーション維持にもつながります。

全職員向けチャレンジシートそして、もう一つのチャレンジシートの大きな特徴は、自分自身が付けた評価と上司が付けた評価のすり合せをおこない、その結果がボーナスに反映されるという点です。
自分の目標にも、評価にも、納得感があった方がやりがいも出るし、頑張れると思うんですよね。