本部事務局

研修センター

職種を越えた仲間になることで、患者さんに安心していただける風土づくりを目指します

基本方針
厚済会の理念に基づき、共に考え、共に行動できる職員を養成する。
スローガン:「人材育成と組織の成長は、車の両輪」
1.研修活動を通して、“温かい愛を感じる共育”の風土をつくる。
2.全ての職員が理念実行のために“自律的に行動”し 、患者さんに安心していただける医療人となるよう支援する。

所属人数と男女比
研修センター専任1名および人事担当兼任1名(計 女性2名)+人事担当・情報システム担当の支援体制

特徴や独自性
【組織横断的な研修体系】
部門単位の教育に限定せず、全職種を対象とした育成支援活動を実践する。
【理念浸透の推進】
研修活動を通して、相互理解のもとに理念実行の意識づけを定着させる
【職員受け入れ体制充実化】
新人職員の定着・活躍を支えるために共同での研修を工夫し創り上げる
【互いを認める組織風土づくり】
チーム医療の推進を目指し、患者さんの笑顔に繋がる研修活動を展開する。
治療に携わる看護師・臨床工学技士をはじめ、患者サポート面を担う看護助手・ドライバーなど多職種での集合研修(Off-JT)を定期的に組織内研修センターで開催し、職員同士の“対話・交流の場”を拡げています。

部署として注力していること
漠然と研修するのでなく、現状課題に向き合いながら“ありたい姿”に向けて全職員で取り組む研修体制を目指します。

  • 「研修は受講して終わりではない。常にブラッシュアップすることが大切である」そのためには、組織の中で互いの対話を通じてビジョンを創り上げ環境を整えていくことが必要です。組織の中で行う研修が、対話やその場づくりを学ぶ一つのきっかけとなれば嬉しい限りです。
  • 研修を継続することで、少しでも多くの職員が“自らを見つめ直す機会”になればと考えます。職種を越えた仲間になることで、チーム医療の強化・医療の質向上に繋がり、患者さんが住み慣れた環境で暮らし続けることへの支援となることを期待しています。
部署長

対話の場(=研修)を通して、職員同志が心でつながるよう支援します

研修センター長の辻󠄀村と申します。厚済会入職以来、透析センターでの看護業務に始まり、看護師長や部長等の管理業務に携わり、2020年9月に新設(同年10月~活動開始)された研修センターの運営を担っております。
透析治療の現場では、患者さんのために良い看護をしたい一心で、医療知識や穿刺技術等の研鑽に明け暮れました。患者さんに直接お会いして看護させて頂いた日々は私にとっての原点であり、その後の管理業務や研修活動を行う際のパワーの源になっています。患者さんに喜んでいただけるスタッフを育成支援できるよう、情熱を持ち続けながら精進いたします。

研修センター長の写真
研修センター長
辻󠄀村 陽子
業務内容

年間研修スケジュールに基づいて、関連部署と連携し研修運営を行っています。

【理念研修】

●対象者
全職員

●日程
一日研修、1回/月(入職時+全員毎年受講)

●目的
経営理念とビジョンを組織全体に浸透させ、職員同志で協力し合い、統一した目的意識と一体感を構築する

●内容
理念を自分達の言葉に置き換える→ビジョンを描く→ビジョンに向けた行動を宣言する(個々のチャレンジシートに連結)

【接遇研修】

  • 対象者=全職員  日程=一日研修、1回/月(入職時+全員毎年受講)
  • 目的=理念に基づく医療接遇のホスピタリティ(心のこもったおもてなし)向上をめざし、患者さんに喜んでいただける接遇を提供できる職員となる
  • 内容=接遇の基礎についてのセルフチェック、ロールプレイング実践を通じて接遇スキルの課題・対策について協議、接遇のチャレンジ宣言

【入職時研修】(新卒者・中途入職者)

●対象者
・新卒入職者(常勤)
日程:4月入職時に2週間の合同研修開催
・中途入職者(常勤・非常勤)
日程:毎月(1回/月)定期合同一日研修開催

●目的
①組織理念・事業内容の把握
②医療従事者の基本姿勢・心得
③コンプライアンス順守
④多職種同期との交流による仲間意識の醸成(良好な人間関係→チーム医療)
⑤目標・目的共有によるモチベーション向上

●内容
組織理念・歴史、組織活動概要、各部署紹介、接遇・ビジネスマナー、人工透析について、チャレンジシートについての説明等

【入社3ヶ月後フォローアップ研修】【入社1年後フォローアップ研修】

●対象者
入職後3ヶ月・入職後1年前後 全職員(常勤・非常勤、新卒・中途)

●日程
一日研修

●目的
①個々の振り返りによる課題抽出(メンバーとの共有)
②医療人としての基本姿勢実践のセルフチェック
③育成状況に関する悩みの理解と解消に向けた協議(グループワーク)
④モチベーションアップと仲間意識の醸成
⑤自己課題に向けた今後のチャレンジ宣言

●内容
入社時研修の復習と実践状況検証(医療接遇など)、振り返りシート自己記入(経験の掘り起こし学習)、課題の明確化→行動化宣言

【プリセプターフォローアップ研修】
●対象者
新卒者・中途採用者の担当プリセプター(常勤/全職種) 

●日程
一日研修

●目的
①プリセプターシップとその役割について理解する
②新人受け入れ体制の整備強化
③指導上の疑問・不安を協議によって解決に導く
④自己の学びや成長を知る(メンバーとの共有)
⑤今後の指導体制の方向性や意欲を見出す

チーム医療への参加

研修センター運営会議、研修センター進捗共有ミーティング
全体会議、経営品質未来会議、上大岡運営会議、じんせい病院運営会議

資格名と取得人数
  • 認定看護管理者=CNA(日本看護協会):1名
  • 慢性腎臓病療法指導看護師=CK-DLN(日本腎不全看護学会):1名
  • 腎臓病療法指導士 (日本腎臓病協会):1名
  • 組織外活動:神奈川県看護協会 横浜南支部長(中区・西区・磯子区・南区・港南区・金沢区)、日本腎不全看護学会 代議員
学会発表
  • 第64回 日本透析医学会学術集会・総会
    「患者に寄り添う 透析医療SDGs達成に向けて ~チーム医療推進と持続可能な進化のための教育を問う~」 発表者:辻村 陽子