診療技術部
臨床工学課
法人の理念に沿った言動を遵守できる「透析治療のスペシャリスト集団」を育成します。
基本方針
- 厚済会の理念に沿った行動をします。
- 患者さんの身近な存在として、地域医療に貢献します。
- チーム医療の一員として、多職種と連携を図り、誇りと責任をもって職務を遂行します。
- 常に向上心を持って、知識・技術の習得に努め、質の高い医療技術を提供します。
所属人数と男女比
25名(正社員:23名、パート:2名)
男性:21名、女性:4名
特徴や独自性
- 個人の能力に応じた給与制度(職能給制度)を採用
- モチベーションの継続を目的とし、継続な研鑽を行う
- クリニックであっても大学病院と同等の治療を提供できるよう、積極的に学会やセミナーに参加
- 療法選択への積極的な参画として、在宅血液透析管理を実施
部署として注力していること
- 高レベルな知識・技術を持ったスペシャリスト集団となるため、専門資格取得を目指した教育や、学会発表にも積極的に取り組んでいます。
- 患者さんやスタッフに、最新の透析関連情報の提供が出来るよう、技士通信の発行や、院内研修を継続的に行っています。
- VA管理の向上に向けて、シャントエコー技術の習得に向けた教育を実施しています。
部署長
生涯学習を信念とし、患者さんに質の高い医療と安心を提供いたします。
私は、地元横浜で地域医療に貢献したいとの思いから、2006年に厚済会へ入職しました。
血液透析に携わる中で、血液浄化治療の奥深さや、楽しさ、やりがいを感じられるようになり、血液透析のスペシャリストになるべく、業務に取り組んでいます。
入職後、より質の高い医療技術を提供できるよう、知識・技術のスキルアップや、研修への参加、資格取得など、自己研鑽を行ってきましたが、何より自身の成長に繋がったのは、患者さんとのコミュニケーションです。患者さんから教えていただくことや、気づかせていただいたことが、大きな学びとなり、自身を成長させてくれました。
臨床工学課 課長
渡邉 文雅
業務内容
- 穿刺・返血などの透析室業務(看護師との協働化を推進)
- 医療機器の点検、定期メンテナンス
- 透析液清浄化業務、透析機械室における透析液作成管理
- 医療機器安全管理に関する情報発信
チーム医療への参加
- VA管理チーム
- ALSチーム
- 医療安全
- 感染対策
- システム管理
- 教育
資格名と取得人数
- 透析技術認定士:14名
- 透析技能検定1級:2名
- 透析技能検定2級:12名
- 第1種ME技術実力検定:1名
- 認定臨床実習指導者:1名
- 各種メンテナンス講習修了:多数
学会発表
■2024年
・第69回日本透析医学会学術集会・総会
「在宅血液透析の中止タイミング〜死亡離脱を経験して〜」 渡邉文雅
「職員主体によるコミュニケーション向上への取り組み報告」 斎藤浩太郎
「厚済会におけるレオカーナ治療導入経験~臨床工学技士の立場から~」 風間 拓
「アレルギー反応の顕著な患者にGDFシリーズのヘモダイアフィルタを使用した一例」 榊原 準矢
「DCS-200Siによる透析量モニタを使用したKt/vと採血結果との比較例」 歌津 楓
■2023年
・第68回日本透析医学会学術集会・総会
「 外来透析施設におけるBCP策定の取組み報告」 渡邉文雅
「 排水基準対応塩素系除菌洗浄剤ピュアクロムの評価~個人用透析装置での試用~ 」 渡邉文雅
「 VAエコー認定制度の取り組み~制度構築から実際の運用について~」 新田 剛
「 サナサイドNX·ECO-200の隔日使用による除錆効果と消毒効果の検証」 稲葉 雄太
「 穿刺針剌入部の強い痒みに対しテフロン加工を施した穿刺針を使用した一例」 榊原 準矢
■2022年
・第48回日本血液浄化技術学会
「当法人における透析患者のコロナワクチン接種完了後の抗体価推移についての報告」
渡邉文雅
・第32回日本臨床工学会
「緊急時生理食塩水返血時の手技簡素化の取り組み~BCP行動計画より~」 渡邉文雅
・第67回日本透析医学会学術集会
「在宅血液透析装置洗浄におけるSDGsへの取り組み ~アルカリ系洗浄添加剤の試用~」
渡邉文雅
「DCS-200Siによる静的静脈圧の自動測定~AVG狭窄の早期発見のために~」 能澤季逸
「トラブル時の不安軽減に向けた取り組み~トラブル研修の実施~」 新川栄二
「透析支援システムを活用した業務効率化へ」 花岡知誉
・第24回日本在宅血液透析学会
「在宅血液透析における排液pH管理」 渡邉文雅 ※予定
日本在宅血液透析学会誌2巻論文「在宅血液透析における透析排水管理の検討」 渡邉文雅
■2021年
・第67回日本透析医学会学術集会
「在宅血液透析における透析排水管理の検討 ~サンフリーCiの試用~」 渡邉文雅
「スタッフ不在時のRO装置警報対応方法の検討 ~警報メール発信システムの導入~」
渡邉文雅
「血液回路アーチループ使用による抗凝固薬使用量の検討」 稲葉雄太
「高齢透析患者の在宅透析導入を経験して」 竹中翔平
「スタッフ間のVA情報共有への取り組み~エコーを活用したVA情報の共有~」 新田剛
・第23回日本在宅血液透析学会
「在宅血液透析における透析排水管理の検討」 渡邉文雅
■2020年
・第65回日本透析医学会学術集会
「在宅血液透析における治療状況把握方法の検討 ~警報通知システムの導入経験~」
渡邉文雅
「透析支援システム使用の実態~2社システムの聞き取り調査による比較~」 斎藤浩太郎
・日本在宅血液透析学会誌1巻論文
「在宅血液透析導入患者の自宅透析指導に警報通知システム(Jモニター)が有用であった
1例」 渡邉文雅
■2019年
・第64回日本透析医学会学術集会
「在宅血液透析における教育 ~透析装置入れ替えを経験して~」 渡邉文雅
「VA管理における臨床工学技士の関わり」 新田剛
「透析支援システム導入時の職員教育における比較検討」 斎藤浩太郎
・第22回在宅血液透析研究会
「在宅血液透析導入患者の自宅透析指導に警報通知システム(Jモニター)が有用であった
1例」 渡邉文雅
・第10回湘南透析研究会「当院におけるHHDの現況」 渡邉文雅